競馬にはレースの「格」を定義付けしたグレードレースというものが存在します。
もちろん日本の競馬界も例外ではありません。グレードは「G1」「G2」「G3」の順番の権威で並んでおり、これら全てをひっくるめて『重賞レース』と呼びます。
つまり「G1」が最高格付けの競走となるのですが、この「G1」の種類は豊富です。

どういうことかと言うと、そもそも、どこの競馬場で行われるレースなのか(東京、中山、中京、京都、阪神など)、
牡馬も牝馬も混合なのか、牝馬限定レースなのか、年齢条件はあるのか、レース距離は長距離、中距離、短距離なのか、
馬場は芝レースなのか、ダートコースなのか、など沢山の条件があります。
牝馬のナンバーワンを決定する「エリザベス女王杯」もこの「G1レース」の1つであり、
1975年にエリザベス女王が来日したことを記念して、翌年に「エリザベス女王杯」が創設されたレースです(前身レースはビクトリアカップ)。
その後、色んな条件の変更があり、2016年現在の出走資格は『サラ系3歳以上牝馬』に落ち着き、距離は2200メートルで、場所は京都競馬場となっています。
今ではレベルの高い古馬と、レベルの高い3歳牝馬が集まる注目のレースであり、前述どおり国内の牝馬ナンバーワンを決定する最高峰のレースと言えます。

この「エリザベス女王杯」は18頭のフルゲートで行わるため枠順の有利・不利が毎年のように議論されますが、正直あまり大差はないと言えるでしょう。
というのも他の競馬場では第1コーナー迄の直線が短く、外枠が圧倒的不利になるレースもありますが、
エリザベス女王杯に関していえば、京都競馬場の第1コーナーまでが割とゆったりとした距離があるので、内・外の差がさほどありません。
ですので、枠順による差があまりないレースの1つです。
脚質にもさほど影響がないと言えますので、逃げであろうが、先行であろうが、差しであろうが、追込みであろうが、どんな競走馬でも持ち味を十分に発揮できる可能性が高いのです。

そういった背景もあって、過去10年のデータを見ると、単勝5倍以内の人気馬であればその持ち味を出し切り、複勝率が80%以上という数字になっています。
ですので、枠順の有利・不利は無いと言えます。
ただし、その競走馬にとって最大のパフォーマンスを出せる枠順はどこか?という焦点はありますので、その辺に着目してレース展開を予想すると良いでしょう。